夏休みの部活動で熱中症を防ぐ!子どもに教えたい症状の見分け方と対処法とは?

「部活の練習中に子どもが体調不良になった」
「スポーツ中に頭痛になった」
「練習中に足がこむら返りを起こした」
夏休みになると、部活動が盛んになり、練習中に体調不良を訴えるお子さんが多くなります。
厚生労働省の統計によると、熱中症による救急搬送者の約10%を18歳未満の子どもが占めており、特に7月から8月にかけて急激に増加します。

(引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/001496511.pdf)
部活動やスポーツクラブでの活動が活発になる夏休み期間は、特に注意が必要な時期ですよね。
こんにちは。
兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。
熱中症予防について、保護者の方からお子さんに説明する際、
「水分しっかり飲むようにね」
「しんどいときはしっかり休んでね」
といった簡単な呼びかけになってしまうことが多いのではないでしょうか?
そこで今回、保護者の皆様にお子さんの熱中症対策について、分かりやすく伝えられる内容をお話しします。
いざという時に備えて、ぜひ読んでいただければと思います。
熱中症ってどんな病気?わかりやすく説明
熱中症の詳しいメカニズムや症状については、こちらのブログで詳しく解説しています:

ただ、いざお子さんに「熱中症って何?」と聞かれた時、専門的な内容をそのまま伝えるのは難しいですよね。
そこで、お子さんにも分かりやすい説明の仕方をご紹介します。
「熱中症は、体の中の温度調節がうまくいかなくなる病気。」
「普段は汗をかいて体を冷やしているけれど、それができなくなって体の中に熱がこもってしまう病気。」
このように説明するとわかりやすいかもしれません。

また、特に成長期のお子さんは、大人と比べて以下の特徴があることも知っておくことが重要です:
- 体重に対する体表面積が大きく、外気温の影響を受けやすい
- 汗での体温調節機能が未発達
- 活動に夢中になり、体調の変化に気づきにくい
- 水分補給を忘れがちになってしまう
お子さんには「体からのSOS」として、以下のように説明するといいですよ。
【軽度】黄色信号:「ちょっと変」のサイン
- めまいがする、くるくる回る
- たくさん汗をかいた
- ふくらはぎがつった
【中等度】赤信号:「休んで大人を呼ぶ」のサイン
- 頭がガンガンする、気持ちわるくなる
- ぼーっとする、疲れて動きたくない
- 話があまり聞こえない
- イライラしやすくなる
【重度】緊急事態:「すぐに大人を呼ぼう」のサイン
- 意識がぼんやりする
- 体がぶるぶる震える
- 汗が出なくなる
- 体温が40℃以上
熱中症予防法:お子さんが実践できる具体的な方法とは?
まずは水分補給について「時計を見て15分おき」を意識します:
- 15分ごとにコップ1杯(150-200ml)の水分補給
- のどが渇いていなくても飲む
飲み物の選び方:
- 30分以内の軽い運動:水やお茶でOK
- 30分以上の激しい運動:スポーツドリンクを2倍に薄めたものや経口補水液など
- 糖分の摂りすぎには注意しましょう

- 明るい色の服を着る(黒い服は熱を吸収するから避ける)
- 通気性の良い素材を選ぶ
- 屋外であれば帽子を着用
- 着替えを多めに持参

朝起きた時のチェック項目をお子さんと一緒に確認しましょう:
□ ぐっすり眠れた(7-8時間以上)
□ 朝ごはんをしっかり食べた
□ 水分を摂った
□ 体温は正常
□ 昨日の疲れは残っていない
一つでも×がある場合は、無理をしないようにしましょう!
もし熱中症になったら!応急処置の手順
1. まず安全な場所へ移動
- エアコンの効いた室内
- 風通しの良い日陰
- できるだけ早く移動
2. 助けを呼ぶ・楽にする
- 先生、コーチ、保護者にすぐ連絡
- 友達と協力する
- 服を緩める(ネクタイ、ベルト、ボタンなど)
3. 冷やす・水分補給
- 冷やす場所:首の両側、わきの下、足の付け根
- 氷や冷たいタオルを使用
- 水分補給(意識がしっかりしている場合のみ)
- 水分補給は少しずつゆっくりと
- 吐き気がある場合は無理に飲まない
- 症状があったときに「まだ大丈夫」と我慢しない
- 友達が苦しんでいても、一人で何とかしようとしない
- 意識がもうろうとしている人に無理に水を飲ませない
- 「恥ずかしいから」と症状を隠さない
「なんとなくいつもと雰囲気が違う」というのはとても大切なサインです。
熱中症になりかけている本人は、症状に気づきにくいことが多いからです。
「まだ大丈夫」「みんなに迷惑をかけたくない」と思って、ついつい我慢してしまいがちです。
でも、周りの友達から見ると「あれ?○○くん、いつもと違うな」と感じることがあります。
この「なんとなく違う」という感覚がとても重要で、早めに気づくことで重症化を防ぐことができます。

観察のポイント:
- いつもより元気がない
- 動きがぎこちない
- 顔が赤すぎる、または青白い
- 汗のかき方がいつもと違う
熱中症予防には、睡眠と食事が特に重要です。
睡眠不足は体温調節機能を低下させてしまいます。
夜しっかりと眠ることで、体温を調節する自律神経が正常に働き、翌日の暑さに対応できる体づくりができます。
理想的な睡眠時間:
- 小学生:9-11時間
- 中学生:9-10時間
朝食を抜いてしまうと、体内の水分や栄養が不足した状態で活動することになります。
特に夏場は、朝食でしっかりと水分と塩分を摂取することが重要です。
「早寝早起き朝ごはん」は熱中症予防の基本になります。
熱中症になりにくい体づくりとは?
熱中症予防には日頃からの体づくりも重要です。
特に体温調節機能を高める要素として次のものが大切です。
筋肉の柔軟性
筋肉が硬いと血流が悪くなり、体温調節がうまくいきません。
特に成長期は筋肉の発達に伴って柔軟性が失われやすいため、日頃のストレッチが重要です。
正しい姿勢と呼吸
猫背などの不良姿勢は呼吸を浅くし、酸素の供給量を減少させます。
効率的な呼吸は体温調節機能の向上につながります。
適切な筋力バランス
偏った筋力発達は体の歪みを生み、循環機能に影響を与えます。
全身のバランスの取れた発達が大切です。
お子さんが安全にスポーツを楽しめるためには、体の土台づくりがとても重要なんです。
おわりに
熱中症は正しい知識と対策があれば予防ができます。
しかし、軽視すると命に関わる深刻な状態にもなってしまいます。
今回紹介した内容をぜひ実践してみてください。
ひろはた整体ラボでは、地域の熱中症予防支援の取り組みとして、三田市社会福祉協議会に経口補水液を寄付しています。
(↓活動内容に関しては下記ブログをご覧ください)

また、熱中症になりにくい体づくりとして、成長期のお子さんの筋肉の柔軟性や姿勢改善のサポートを行っています。
体温調節機能を高める体づくりを通じて、安全にスポーツを楽しめるようお手伝いいたします。
お子さんの体調管理など、お体のことについてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
LINEからは24時間ご相談を受け付けています。

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。
このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

コメント