- 熱中症は屋外だけでなく、室内や就寝中にも起こる
- 水分補給だけでは不十分で、塩分の補給もセットで必要
- 軽度・中等度・重度で症状が異なり、重度は命に関わる
- 涼しい場所への移動・体を冷やす・塩分水分補給が基本の応急処置
【この記事を書いた人】
氏名:廣畑 駿也(ひろはた しゅんや)

資格:理学療法士
臨床経験:
病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:
・長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調
・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)
「畑仕事をしていて大量に汗をかいた」
「たくさん汗をかいた後に頭痛になった」
「最近、汗をよくかいてこむら返りになった」
夏は熱中症のリスクが格段に上がります。
こんにちは。
兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。
「これからさらに暑くなって、熱中症が心配」
という心配の声をよく聞きます。
そこで、今回のブログでは、私が調べた熱中症対策をまとめてみようと思います。
もし、ご自身やご家族、近所の方などが熱中症の疑いがあったときに少しでもお役立てれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
熱中症に要注意な意外な場面とは?
総務省の統計では、
熱中症の方は2024年5月〜9月で97,578人、前年比6.7%増
だったそうです。
近年、熱中症がニュースでも取り上げらることが多くなっていますよね。
そのため熱中症対策に対して、皆さんの意識は高くなっている印象を受けます。
しかし、私が施術させていただいた方の中には
・朝、いつも通りウォーキングしていたら、急に頭がクラクラして体もだるくなった
・朝起きたら頭痛があり熱中症のような症状になっていた
このような体験談を話してくださりました。

朝の気温は確かに日中より低いですが、湿度が高く、体感温度は思っている以上に高くなります。
また、睡眠中の汗で体内の水分が不足している状態でのウォーキングは、熱中症のリスクを高めてしまいます。
エアコンをつけていても、設定温度が高すぎたり、除湿機能が不十分だったりすると、室内でも熱中症は起こりやすくなります。
熱中症の原因とは?「水分補給しているから大丈夫」は要注意
熱中症とは、体温調節機能のバランスが崩れ、体内に熱がこもった状態のことです。
人間の体は通常、汗をかいたり血管を広げたりして体温を自動で調節して平熱を保ってくれています。
しかし、この調節機能が限界を超えてしまうと、体温が異常に上昇し、様々な症状が現れます。
熱中症になると、体内では以下のような変化が起こります:
- 脱水による血液の濃度が凝縮
大量の汗により体内の水分が失われると、血液がドロドロになり、心臓への負担が増加します。
その結果、脳や臓器への血流が減少し、めまいや倦怠感が生じます。

- 電解質バランスの崩れ
汗と一緒にナトリウムやカリウムなどの電解質が失われるため、筋肉がけいれんや筋肉痛が起こってしまいます。

- 体温調節中枢の機能低下
脳の体温調節中枢が高温により機能低下すると、汗をかけなくなり、体温が急激に上昇します。
なぜ「水分補給だけ」では不十分なのか
日本気象協会推進「熱中症ゼロ」プロジェクト調べでは、熱中症の予防や対策として、実践していることとして、『こまめに水分を補給する』が80.3%ともっとも高くなっています。
(日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト発表 第11回「熱中症に関する意識調査」結果 )
水分補給はとても重要な対策ですが、注意しなけらばならないのは水だけでは失われたナトリウムやカリウムを補えません。
また、大量に水だけを摂取すると、血液中のナトリウム濃度が薄くなり、かえって危険な状態になることがあります。
熱中症の危険なサイン
熱中症は段階的に症状が現れます。早期発見が重要です。
軽度(熱失神・熱けいれん)
めまい、立ちくらみ
筋肉の痛み、こむら返り
大量の発汗
中等度(熱疲労)
頭痛、吐き気、嘔吐
倦怠感、虚脱感
集中力や判断力の低下
重度(熱射病)
意識障害
体温が40℃以上
汗が止まる
(『日本救急医学会熱中症分類2015』 熱中症の症状と分類より)
「ちょっと疲れただけ」「年のせいかな」と軽視される方が多いのですが、軽度の症状でも放置すると急速に悪化する可能性があるので注意が必要です。
「熱中症かも…」と疑ったときの応急処置
- 意識がもうろうとしている
- 呼びかけに反応が鈍い
- 体温が40℃以上
- 水分が摂取できない
ただ大切なことは、「迷ったら救急車」ということです。
熱中症は急激に悪化し、命の危険を伴いますので迷った場合は医療機関で診てもらいましょう。

熱中症にならないために
熱中症の予防法ですが、
運動をされる習慣がある方は
- 運動時間を早朝(6時前)または夕方(18時以降)にする
- 運動強度を普段の7割程度に調整
- 10〜15分ごとの水分・電解質補給を心がける
- 熱中症予防タブレットを常備する
などの対策を行うことで熱中症予防に効果的です。

おわりに|熱中症から身を守るために
最後までご覧いただきありがとうございました。
熱中症は正しい知識と対策があれば予防できます。
しかし、ひとたび発症すると命に関わることもある恐ろしい病気でもあります。
繰り返しになりますが、体に熱がこもった感じがあり、頭痛や倦怠感が長く続く場合は要注意です。
迷った場合は医療機関を受診するようにしてください。
この夏を安全に、そして健康に過ごせるよう、今回紹介した予備知識を参考にしていただければ幸いです。
また、熱中症をきっかけに、肩こり・頭痛・腰痛など夏には体の不調が出てきやすくなります。
もし、お体のことでお悩みがあれば下記のLINEからお気軽にお問い合わせください。
LINEは24時間ご連絡受け付けています。

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。
このブログが皆様のお役に立てば幸いです。
- 熱中症は屋外だけで起きるの?
-
いいえ、室内でも起こります。エアコンを使わない室内や、気づかないうちに温度が上がった環境でも熱中症になることがあります。
- 水分補給していれば熱中症にならない?
-
水だけでは不十分です。汗で失われた塩分(ナトリウム)の補給も必要で、水と塩分をセットで補給することが重要です。
- 熱中症かもと思ったらどうすればいい?
-
涼しい場所に移動し、体を冷やして水分と塩分を補給しましょう。意識がない・呼びかけに反応しないなど重症のサインがある場合はすぐに救急車を呼んでください。
出典
・総務省「令和6年(5月〜9月)の熱中症による救急搬送状況」
・「熱中症ゼロへ」プロジェクト 第11回「熱中症に関する意識調査」結果


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