夏バテの胃腸の不調から起こる腰痛の原因とは?

「夏バテで胃の調子が悪いのに、なぜか腰まで痛くなってきた…」
「お腹の不調が続いていたら、腰痛まで出てしまった」
「胃腸炎の後に腰が痛くて、朝起き上がるのが辛い」
このようなお悩みをお持ちの方に、この記事がお役に立てば幸いです。
胃腸の不調から腰痛に…
こんにちは。
兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。
前回の記事では、夏バテによる胃腸の不調と下痢について詳しくお伝えしました。

今回この記事を書いたのは、胃腸の不調に続いて腰痛に悩まされる方が多いと感じているからです。
先日、施術させていただいた患者さんは
「夏バテで下痢が続いていたのですが、ようやく落ち着いてきたと思ったら、今度は腰が痛くなった」
とおっしゃっていました。
実は、私の父も胃腸の不調をきっかけに腰痛になった経験があります。
胃腸の不調が治ったのに、今度は腰痛に悩まされると家族や職場に迷惑をかけたくないと思い無理をしてしまうかもしれませんよね。
胃腸の不調と腰痛って、無関係のように思うかもしれませんが、すごく関係が深いんです。
そして、この関係を理解して対策することによって腰痛を和らげることができるんです。
そこで今回のブログでは、胃腸の不調が腰痛を引き起こすしくみと、ご自宅でもできる改善法について詳しく解説します。
少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
ぜひ最後までご覧ください。
腰痛の意外な原因!胃腸の不調が引き起こす内臓体性反射とは

「胃腸の不調が腰痛の原因になる」と聞いても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
実は、私たちの体の中では、内臓と筋肉が密接につながっていて、これを
『内臓体性反射(ないぞうたいせいはんしゃ)』
といいます。
内臓体性反射のしくみ
内臓体性反射とは、内臓の異常が体表の筋肉や皮膚に影響を与える現象のことをいいます。
「難しい言葉だな」と思われるかもしれませんが、
例えば:
「胃が痛い時に背中が丸くなってしまう」
「お腹が痛い時に前かがみになってしまう」
「飲みすぎた翌日体がだるくなる」
これらは内臓体性反射によるもので、もしかすると皆さんも経験されているかもしれませんね。
このしくみは、内臓に異常があったときに、筋肉や皮膚が『内臓からのSOS』として知らせてくれているものです。

内臓から自律神経を通じて背骨の神経に伝わり、つながりの深い皮膚や筋肉に影響し、痛みや筋肉のコリなどとしてサインを出してくれているのです。
夏バテによる胃の不調と腰痛の原因
胃腸と腰痛の関係
では、胃腸の不調が腰痛につながる理由を詳しく解説していきますね。
横隔膜への影響
胃腸の不調が起こると、その刺激が横隔膜(おうかくまく)という大きな筋肉に伝わります。

横隔膜は胸とお腹を分ける「天井」のような筋肉で、呼吸をする時に重要な役割を担っています。
筋肉が働くためには『酸素』の存在はとても重要です。
しかし、胃腸の不調によって横隔膜が緊張してしまうと、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなると、体の中に酸素を取り込む量が減ってしまい、筋肉は酸欠状態になり疲労を起こしやすくなってしまいます。
特に姿勢を支える腰の筋肉は、疲労を起こしやすく腰痛になってしまうのです。
筋膜のつながり
横隔膜と腰の筋肉は筋膜(きんまく)という膜でつながっています。

筋膜は全身を包む薄い膜で、まるで「全身タイツ」のように体全体を覆っています。
横隔膜の緊張が筋膜を通じて腰の筋肉にも伝わることで、腰骨を支える筋肉が硬くなって腰痛が起こりやすくなります。
姿勢の変化

「お腹が痛い時は自然と前かがみになってしまう」という経験はありませんか?
これは前かがみになることで、お腹の緊張を減らして楽な姿勢を取ろうとする体の防御反応です。
しかし、この前かがみの姿勢が続くことによって腰の筋肉は疲労を起こしやすくなってしまうのです。
以上のように、胃腸の不調から腰痛につながってしまいます。
また、夏の胃の不調によって腰痛が起こりやすいのは次の理由として:
- 冷たいものを食べて胃腸が冷えてしまい、腰の筋肉が反射的に硬くなりやすい
- エアコンや水分不足で体全体の血流が悪くなり、特に朝方や冷えた時に筋肉が固まりやすい
- 自律神経の乱れ(夏バテ)が内臓機能低下や筋肉の緊張を加速させ、腰痛が増加しやすい
危険な症状もあるため要注意
しかし、激しい痛みや持続する強い症状があれば内臓の重大な病気の可能性もあります。
危険なサインとして
- 血便や粘液便が出る
- 高熱(38度以上)を伴う下痢
- 激しい腹痛が続く
- 脱水症状(めまい、口の渇き、尿量減少)
- 1日10回以上の頻回な下痢
- 1週間以上続く慢性的な下痢
これらの症状は、重大な病気のサインかもしれません。
「大丈夫だろう」と安易に決めつけず医療機関での相談も大切です。
ここまでお読みいただき、「じゃあ、対策はどうしたらいいの?」と思いの方もいらっしゃいますよね。
安心してください。
次に胃腸からくる腰痛の対策と和らげる方法を紹介しますね。
胃腸からくる腰痛の対策と改善法を3つを紹介
1.横隔膜の緊張を和らげる呼吸法
横隔膜の緊張をほぐすことで、腰痛の軽減や予防効果が期待できます。
横隔膜が緊張してしまっていると、無意識のうちに呼吸のペースが速くなっていることがあります。
そこでおすすめするのが『深呼吸』です。
やり方はすごく簡単です:
- 両手をお腹の上におく
- 鼻からゆっくり息を吸ってお腹を膨らませます。(3秒)
- 3秒間止める
- ゆっくり息を吐いてお腹を凹まします。(6秒)

ポイントは焦らずゆっくり行うことです。
4〜5回ほど繰り返すと腰まわりをはじめ体がリラックスできてくるのが実感できるはずです。
2.あお向けでリラックス
胃腸の不調で筋肉は緊張してしまいます。
特に胃の不調を経験された方は姿勢が前かがみになり、背筋が伸びにくくなってしまっていることが多いんです。
そこで私がおすすめする対策法は、あお向け姿勢になることです。
あお向けの姿勢になることで自然に体が伸びてきます。
腰痛が強い場合は、両膝を曲げてリラックスしてみてください。

先ほど紹介した深呼吸をあお向けでやっていただくことで、さらに効果を高めることができますよ。
3.体を温める習慣
胃腸の不調による腰痛には、体の冷えが大きく関わっています。
特に夏は冷房や冷たい飲み物で体が冷えやすく、筋肉の緊張を招いてしまいます。
次に紹介する体を温める方法を実践してみてください。
入浴でしっかり温まる

「暑いからシャワーだけ」という方も多いかもしれませんが、ぬるめのお湯(38〜40度)での入浴がおすすめです。
湯船にしっかりつかることによって:
- 血流が改善され、腰周りの筋肉の緊張がほぐれる
- 自律神経のバランスが整い、胃腸の働きも改善
- 10〜15分程度、リラックスして浸かると効果的
といった効果が期待できます。
服装での温度調節
冷房がよくきいた部屋で体が冷えすぎないように工夫することで胃腸の不調、腰痛を予防することができます。

カーディガンや薄手のひざ掛けの活用することでオフィスなどの冷房対策になります。
また腹巻きの着用することで胃腸を直接温めることで内臓の働きを助けることができますよ。
温かい飲み物を意識的にとる
冷たい飲み物は直接胃腸を冷やしてしまい、腰痛を悪化させる可能性があります。
常温または温かい飲み物を選ぶといいですよ。
体を温めることで胃腸の働きが改善され、腰痛の予防にもつながります。
今回紹介したことをすべてやろうと思わずに、まずできそうだなと思うことから始めてみてくださいね。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
夏バテの胃腸の不調から起こる腰痛についてお伝えしました。
「胃腸の調子が悪いのに腰まで痛い」という症状は、決して別々の問題ではありません。体の中では全てがつながっているのです。
胃腸の不調も腰痛も、体が「休息が必要です」と教えてくれているサインかもしれません。
「毎年夏になると胃腸と腰の両方が辛い」
「対策をしているけれど改善しない」
このようなお悩みの方や、より詳しいアドバイスが必要な場合は、お気軽に下記のLINEからご相談ください。
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