介護中にぎっくり腰になったら|症状の原因から正しい寝方とできるだけ早く治す方法

「介護中にぎっくり腰になってしまった…」

「腰が痛くて、介護を続けられるか不安」

「ぎっくり腰を繰り返してしまうのはなぜ?」

このようなお悩みの方に、このブログがお役に立てるかもしれません。

こんにちは。

兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。

先日、介護のお仕事をされている方が、ベッドから車椅子への乗り移りを介助した際にぎっくり腰になってしまい、来院されました。

「まさかこのタイミングで…」と、ご本人もとても困っておられました。

介護中のぎっくり腰は、介護職の方だけでなく、ご家族の介護をされている方にも多くみられます。

毎日、体を酷使されていると、腰に負担がかかってしまうのも仕方のないことですよね。

私自身も病院に勤めていた頃、患者さんの介助の際に腰に違和感を感じたことが何度もありました。

そこで今回は、ぎっくり腰になってしまったときの正しい対処法と、再発を防ぐための予防策をわかりやすくお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

結論|介護中のぎっくり腰は「足首の硬さ」への対策がカギ

結論から先にお伝えします。

介護中のぎっくり腰は、毎日の前かがみ動作の積み重ねに加えて、「足首の硬さ」が隠れた原因になっていることが多いんです。

足首が硬いと、その分だけ腰が余計にがんばることになり、負担が腰に集中してしまいます。

なってしまったときは、まず横向きになって、膝と膝の間にクッションを挟んで休むことが大切です。

そして痛みが落ち着いてきたら、足首の柔軟性を高めるストレッチで再発を防いでいきましょう。

「また繰り返してしまうのでは…」とご不安ですよね。

でも、ご安心ください。

正しい対処と予防を続けることで、腰への負担は少しずつ軽くしていけます。

まずは2週間、この記事で紹介する足首のストレッチを試してみてくださいね。

それでは、詳しい内容に移ります。

介護中にぎっくり腰になってしまう原因とは?

ぎっくり腰(急性腰痛症)とはどんな症状か

ぎっくり腰とは、突然起こる激しい腰の痛みのことで、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれています。

「ぎくっ」という感覚とともに腰に強い痛みが走り、その後は動くことが困難になることが多いです。

急に動けなくなってしまうことから、ドイツでは『魔女の一撃』とも呼ばれています。

原因としては、腰まわりの筋肉や靭帯への過度な負担、椎間板(ついかんばん)へのダメージなどで、炎症や微細な損傷が関わっていることが多いと考えられています。

多くの場合は安静にしていれば数日から数週間で回復しますが、場合によっては重篤な疾患が隠れていることもあるため注意が必要です。

ぎっくり腰になったらまず確認|すぐに受診が必要なサイン

ぎっくり腰になってしまったとき、まず確認していただきたいことがあります。

以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 足のしびれや力が入りにくい感覚がある
  • 排尿・排便に異常を感じる
  • 安静にしていても痛みが強くなる
  • 発熱を伴っている
  • 強い外傷(転倒・転落など)の後に痛みが出た

これらの症状がある場合、単なる筋肉の問題ではなく、神経や内臓に関わる疾患が隠れている可能性があります。

我慢せず、早めに受診することが大切です。

上記の症状がなく、動くと痛いけれど安静にしていれば楽という場合は、まず安静にして正しい姿勢で休むことが回復への第一歩です。

介護の動作がぎっくり腰を引き起こすしくみとは?

介護中にベッドから車椅子への移乗を介助しながら腰を痛める様子

介護の場面では、ベッドから車椅子への移乗・体位変換・入浴介助など、腰に大きな負担がかかる動作が日常的に繰り返されます。

特に前かがみの姿勢で人を支える動作は、腰の筋肉や椎間板に大きな負担をかけてしまいます。

このような動作が積み重なることで、少しずつ疲労が蓄積していきます。

そしてある日、いつもと同じ動作をしただけなのに「ぎくっ」とぎっくり腰になってしまうのです。

「なぜこのタイミングで?」と思われる方も多いのですが、実はその前から、じわじわと負担が積み重なっていたのです。

見落としがちな足首の硬さがぎっくり腰の危険を高める

ぎっくり腰の原因として見落とされがちなのが「足首の硬さ」です。

人を支えたり、車椅子に移したりするとき、足首の柔軟性がしっかり保たれていることがとても重要です。

特にふくらはぎの筋肉が硬くなることで、足首を上に向ける動きが制限されてしまいます。

すると体重をつま先にうまく移せなくなり、その代わりに上半身が前屈みになって補おうとするのです。

これは、機械の歯車が1つ錆びて動かなくなってしまったようなイメージです。

1つの歯車が動かなくなると、他の歯車が無理をして動かなければならなくなります。

それと同じように、足首が硬いと、腰に過度な負担が集中してしまうのです。

これが、ぎっくり腰の危険性を高める大きな原因のひとつなのです。

ぎっくり腰になったときの対処法とは?正しい寝方を解説

ぎっくり腰になったとき、どんな姿勢で休めばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。

腰に負担をかけない方法として、一番のおすすめは横向きで休むことです。

そのときのポイントを紹介しますね。

横向きで寝るときのポイント

横向きで寝る場合は、膝と膝の間にクッションや枕を挟みましょう。

これにより骨盤が安定し、腰まわりの筋肉への負担を減らすことができます。

また横向きで寝るときは、膝を90°ぐらいに曲げた状態が腰に優しい姿勢です。

上になった膝が下に落ちないように、クッションで支えることがポイントです。

ぎっくり腰の予防の方法とは|足首の柔軟性を高めるストレッチ

ぎっくり腰の再発を防ぐために、ぜひ取り入れていただきたいのが、足首の柔軟性を高めるストレッチです。

先ほどお伝えしたように、足首の硬さがぎっくり腰の大きな原因のひとつになっています。

これから紹介する2つのストレッチを続けることで、ぎっくり腰の予防につながります。

①あお向けで行う足首ストレッチ

やり方:

  1. あお向けに寝て、脚をまっすぐ伸ばします
  2. 足首をゆっくり上に反らします(5秒キープ)
  3. 次に足首をゆっくり下に伸ばします(5秒キープ)
  4. これを5回繰り返します

②座った状態で行う足首ストレッチ

やり方:

  1. 椅子に座り、片足を前に伸ばします
  2. 膝をまっすぐ伸ばしたまま、足首をゆっくり上に反らします(5秒キープ)
  3. 次に足首をゆっくり下に伸ばします(5秒キープ)
  4. 左右それぞれ5回繰り返します

仕事の合間や休憩時間に行っていただくのもおすすめです。

無理のない範囲で、じんわり伸びる感覚を意識しながら続けてみてくださいね。

おわりに|ぎっくり腰は正しい対処と予防で軽くしていける

最後までお読みいただきありがとうございました。

介護中のぎっくり腰は、毎日の動作の積み重ねと足首の硬さが大きく関わっています。

「また繰り返してしまうのでは」と不安に感じている方も、どうか焦らなくて大丈夫ですよ。

正しい対処と予防を続けることで、腰への負担は少しずつ軽くしていけます。

まずは今日ご紹介した足首のストレッチを、できる範囲でいいので試してみてください。

毎日少しずつ続けることで、腰への負担が軽くなっていくのを感じていただけると思います。

もし、今回お伝えした方法でなかなか腰痛が改善しない場合は、他の原因が隠れているかもしれません。

そのようなときは、ご相談だけでもお気軽に、下記のLINEまたはお電話からご連絡くださいね。

LINEからは24時間ご相談を受付しています。

ひろはた整体ラボ LINE友だち追加QRコード

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。

このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

ぎっくり腰になったら、冷やすのと温めるのはどちらがいいですか?

一般的に、痛みが強い最初の数日は冷やして炎症を落ち着かせ、痛みが和らいできたら温めて血流を促すとよいとされています。迷うときは無理に温めず、様子を見ながら行ってくださいね。

痛いときは、動かずに安静にしていたほうがいいですか?

以前は「安静第一」と言われていましたが、今は痛みの出ない範囲で少しずつ体を動かすほうが回復しやすいと考えられています。ただし、足のしびれや強い痛みが続く場合は無理をせず、医療機関にご相談ください。

介護の仕事は、いつからまた始めても大丈夫ですか?

痛みや危険なサインが落ち着いてから、無理のない範囲で少しずつ再開するのが基本です。再開のときは、足首のストレッチや正しい体の使い方を意識すると、腰への負担を減らしやすくなります。回復のペースには個人差があるので、焦らず進めてくださいね。

病院に行く目安はありますか?

足のしびれや力の入りにくさ、排尿・排便の異常、安静にしても強くなる痛み、発熱、転倒など強い外傷のあとの痛みがあるときは、早めに受診してください。

(理学療法士 廣畑 駿也 監修)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

廣畑 駿也のアバター 廣畑 駿也 ひろはた整体ラボ

資格:理学療法士
臨床経験:病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

コメント

コメントする

目次