寒暖差が肩こりを引き起こす原因|自律神経の乱れが筋肉に与える影響とは?

この記事でわかること
  • 寒暖差が肩こりを引き起こすメカニズム(自律神経の乱れ・血管収縮・筋肉の緊張)
  • 「寒暖差疲労」が筋肉と血の循環に与える影響
  • 寒暖差疲労による肩こりを和らげる4つの簡単な対策(服装の工夫・入浴・ストレッチ・天気チェック)

【この記事を書いた人】

氏名:廣畑 駿也(ひろはた しゅんや)

廣畑 駿也

資格:理学療法士
臨床経験:
病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:
・長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調
・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

「季節の変わり目だと肩こりがひどくなる」

「温度差の激しい日は体がだるくて肩が張る」

「エアコンの効いた部屋と外の温度差で体調を崩しやすい」

このようなお悩みをお持ちの方に、この記事がお役に立てば幸いです。

季節の変わり目と仕事でのストレス、ひどい肩こりに…

こんにちは。

兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。

このブログは、季節の変わり目にひどい肩こりになった女性患者さんを施術した経験をもとに書きました。

お仕事は保育士をされており、最近の寒暖差でご自身も体調を崩していらっしゃいました。

さらには同僚が体調不良で休みとなり、職場では通常以上の負担がかかっている状況でした。

「もうヘトヘトで、体がついていけません」

とおっしゃられ、人手も少ない中でも、お子さんの安全を第一に考え、ご自身の体調よりも仕事を優先されている姿に、心から頭が下がる思いです。

寒暖差がある季節には、このように肩こりの症状を訴える方は非常に増えています。

そこで今回、寒暖差による肩こりの原因を、わかりやすく解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

寒暖差が女性の肩こりを引きおこしてしまった原因とは?

「なぜ寒暖差は体に影響が出るの?」

私たちの体には、自律神経という体の内部環境を自動的に調整してくれるシステムがあります。

普段は意識していませんが、私たちの健康を24時間守ってくれている大切な仕組みなんです。

自律神経は主に以下の2つから構成されています:

交感神経:体を活動的にする「アクセル」の役割

  • 寒いときに働き、体内の熱が外に逃げないように血管を収縮させる
  • ストレスや運動時に活発になる
  • 心拍数が上がり、呼吸が速くなる

副交感神経:体をリラックスさせる「ブレーキ」の役割

  • 気温が温かいときに働き、体内から熱を逃がすために血管を拡張させる
  • 休息の際に活発になる
  • 食べ物の消化を促したり、心拍数を落ち着かせたりする

これらの神経が絶妙なバランスで働くことで、私たちの体は健康を保っているんですね。

ちょうど車のアクセルとブレーキのような関係です。


でも、寒暖差があるとどうなるでしょう?

朝は冷え込んでいたのに、昼間は半袖でも暑い…

そんな日には、交感神経と副交感神経が何度も切り替わらなければなりません。

1日の中で10℃近く寒暖差がある場合、体内の温度を一定に保とうと自律神経はフル稼働します。

これはまるで車を運転しながらアクセルとブレーキを何度も急に踏み替えるようなもので、当然疲れてしまいますよね。

この状態が続いてしまうと、自律神経は疲労してバランスが乱れてしまいます。

そして、肩こりをはじめとする様々な不調が現れるのです。

この不調を引き起こす疲労を「寒暖差疲労」といいます。

筋肉と血の循環が肩こりに与える影響|「寒暖差疲労」とは?

「寒暖差がある日は体が疲れやすくて、何をするにも億劫になる…」

皆さんも感じていませんか?

これは「寒暖差疲労」が原因かもしれません。

寒暖差疲労とは、気温の変化に対応するために自律神経が過剰に働くことで発生する疲労状態のことです。

どんな仕組みで起こるのか、簡単に説明しますね。


私たちが寒い場所に行くと、体は熱を逃がさないように反応します。

交感神経が働いて血管と筋肉が縮まり、体温を保とうとします。

これは自然な防衛反応です。

逆に暖かい場所に入ると、今度は副交感神経が優位になり、血管が広がって体の熱を放出しようとします。

汗をかいて体温を下げるのもこの仕組みですね。

問題は、この切り替えが短時間に何度も繰り返されることです。

例えば、暖房の効いた室内と冷えた外気の間を行き来するような場合とか…

この切り替えが頻繁に起こると、以下のようなことが体内で起こります:

  1. 血管が急に収縮と拡張を繰り返すため、筋肉への血の循環が不安定になる
  2. 血の循環が不安定になると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなる
  3. 同時に、筋肉で生じた疲労物質や老廃物が蓄積
  4. その結果、筋肉が緊張して硬くなる

このようにして肩こりがおこりやすくなるのです。

特に肩や首の筋肉は姿勢を支えるために常に働いているので、血の循環が悪くなることで影響をより受けやすいのです。

寒暖差疲労になると肩こり以外にも、次のような症状が出やすくなります

  • 頭痛(特に後頭部からくる痛み)
  • 全身のだるさや疲労感
  • めまいや立ちくらみ
  • イライラ感や集中力の低下
  • 手足の冷えの悪化

「あれ?最近こんな症状があったかも…」と思われた方は、もしかすると寒暖差疲労かもしれません。

寒暖差疲労による肩こりを和らげる簡単な対策とは?

寒暖差による肩こりを和らげるためには、日常生活でも簡単に実践できるセルフケアがあります。

今すぐ取り入れられる簡単な対策法をいくつかご紹介します。

温度変化に対応する服装の工夫

寒暖差が激しい日は、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルがおすすめです。

特に首元を温かく保つことで、肩の筋肉の緊張を和らげることができます。

入浴で血流改善

お風呂はシャワーだけでなく、湯船にしっかり浸かることをおすすめします。

40℃前後のぬるめのお湯に15分程度浸かると、全身の血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれます。

こまめに姿勢を変えてストレッチを取り入れる

座りぱなしや立ちっぱなしをできるだけ避けて、こまめに姿勢を変えたり、ストレッチを取り入れることで血の循環を良くすることができます。

特に寒暖差が大きいときは入念に行うことで予防効果が高まります。

ストレッチは肩を回したり、背伸び、深呼吸などが効果的です。

天気予報をこまめにチェックする

天気予報やお天気アプリなどを活用して、寒暖差をチェックするようにしましょう。

せたがや内科・神経内科クリニックBlogでは、

7℃以上の寒暖差がある場合は、寒暖差疲労をおこしやすい

(参考:寒暖差疲労の基本知識 | せたがや内科・神経内科クリニックBlog)

と紹介されています。

7℃以上の寒暖差がある予報だった場合は、事前に服装やストレッチなど対策を入念におこなうことをおすすめします。


以上のケアを日常に取り入れるだけでも、寒暖差による肩こりの症状が和らげることが期待できます。

おわりに|肩こりでお悩みの方へ

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事では、寒暖差が肩こりを引き起こす仕組みについて詳しく解説しました。

まとめると、

  • 寒暖差は自律神経の過剰な働きを引き起こし、「寒暖差疲労」を生じさせます
  • 寒暖差疲労は血管の収縮・拡張を繰り返させ、筋肉の血流不足を招きます
  • 肩こりは筋肉への血流不足と老廃物の蓄積が原因で起こります

寒暖差と肩こりの関係について理解が深まったことと思います。

また、続編として「女性に効果的な肩こり対策 – 寒暖差疲労から筋肉を守る方法」では、女性が寒暖差の影響を受けやすい理由と、女性に合わせた具体的な対策法をさらに詳しくご紹介します。

特に女性の体の特徴に合わせたケア方法は必見です。

あわせて読みたい
女性に効果的な肩こり対策|寒暖差疲労から筋肉を守る方法とは? この記事でわかること 女性に肩こりが起きやすい3つの原因(皮下脂肪・ホルモンバランス・筋肉量の差) 寒暖差疲労が自律神経と筋肉に与える影響 女性に効果的な肩こり...

もし、今すぐ専門的なアドバイスが必要な場合は、お気軽に下記のLINEもしくは、お電話でご連絡ください。

LINEは24時間受け付けています。

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。

このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

寒暖差で肩こりが悪化するのはなぜですか?

気温の変化に対応しようと自律神経が過剰に働き、血管が収縮して筋肉への血流が低下するためです。この状態が続くと「寒暖差疲労」となり、肩や首周りの筋肉が硬直して肩こりが悪化します。

寒暖差疲労とはどんな状態ですか?

気温差が大きい環境に体がさらされることで、自律神経が乱れて体に疲労が蓄積する状態です。筋肉への血流が低下し、肩こりや頭痛などの症状が現れやすくなります。

寒暖差による肩こりを和らげるにはどうすればよいですか?

温度変化に合わせた重ね着などの服装の工夫、入浴で血流を改善する、こまめに姿勢を変えてストレッチを取り入れる、天気予報をチェックして体調管理をするといった対策が効果的です。

(理学療法士 廣畑 駿也 監修)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

廣畑 駿也のアバター 廣畑 駿也 ひろはた整体ラボ

資格:理学療法士
臨床経験:病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次