- 冷房による冷えで筋肉が収縮・血流が低下し、自律神経も乱れることが夏でも肩こりがひどくなる主な原因であること
- 肩こりを悪化させる4つの要因は「筋肉の収縮」「自律神経の乱れ」「長時間の同一姿勢」「冷風の直当たり」であること
- カーディガン・温かい飲み物・室温26〜28℃の維持など体温調整を実践することで冷房による肩こりを予防できること
【この記事を書いた人】
氏名:廣畑 駿也(ひろはた しゅんや)

資格:理学療法士
臨床経験:
病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:
・長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調
・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

「冷房の効いた部屋で、肩こりがひどくなる」
「デスクワークで冷房の風が苦手」
「夏になると体がだるくなる」
このようにお悩みの方に、この記事がお役に立てれば幸いです。
猛暑の季節、冷房は欠かせないが肩こりに悩まされてしまう…
こんにちは。
兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。
「今年も暑くなってきたけど、部屋で過ごしていると肩こりがひどくなる…」
夏の季節になると、そのようなお悩みの方が多くいらっしゃいます。
総務省の統計では、
熱中症の方は2024年5月〜9月で97,578人、前年比6.7%増、住居での発生が38%
を占めています。
環境省も
「まずは室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごしましょう」
と明記していますが…
「涼しくて快適なはずなのに、なぜか肩がこる」
「冷房の効いた部屋にいると肩が重くなる」
そんな経験、ありませんか?
実は、冷房による急激な温度変化や冷風が、知らず知らずのうちに私たちの体に負担をかけ、肩こりを引き起こしているのです。
せっかくの暑さ対策も肩こりになってしまっては本末転倒ですよね。

そこで、このたびのブログでは、まず夏の冷房で肩こりがひどくなる原因を中心にお話しさせていただきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
なぜ夏の冷房で肩こりがひどくなるのか?

「なんで冷房をつけると肩がこるんだろう?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
まずはその原因を簡単にお伝えします。
冷房は、室内外の急激な温度差や冷風による体温低下が原因で自律神経が乱れ、肩こりを引き起こしやすくなります。
「自律神経って聞いたことはあるけれど、よく分からない…」 そんな方も多いのではないでしょうか?
自律神経は、体温をはじめ、血圧や呼吸といった環境の変化やストレスなどに対して体を調節してくれているものです。
自律神経には交感神経と副交感神経という2つの種類があります:
交感神経:体を活動的にする「アクセル」の役割
- ストレスや運動のときに心拍数を上げたり、血管を収縮させたりする
- 体温が上がったときに汗をかいて体温を下げる
副交感神経:体をリラックスさせる「ブレーキ」の役割
- 休息の際に活発になります
- 心拍数を落ち着かせる
- 血管を広げて、体温を外に逃がす

この2つがシーソーのようにバランスよく働くことで、私たちは快適な状態を保つことができます。
ところが、冷房による急激な温度変化は、このシーソーのバランスを大きく崩してしまいます。
外の暑さで「体を冷やそう」と働いていた自律神経が、室内の冷房で今度は「体を温めよう」と慌てて切り替わる。

この切り替えが頻繁に起こることで、自律神経が混乱し、結果として肩こりを引き起こしてしまうのです。
では、自律神経の乱れがなぜ肩こりにつながるのでしょうか?
それは『血の循環』に大きく関わっています。
筋肉や関節が働くためには、血液から送られる栄養や酸素が必要で、老廃物の排出も担ってくれています。
しかし、自律神経が乱れる、筋肉は緊張してしまうため血管が圧迫されてしまいます。

例えるなら、ガーデンホースを踏んでしまったように、血の循環が妨げられて、筋肉には栄養が届けられずに肩こりになってしまうのです。

では、具体的にどのような要因が自律神経の乱れを引き起こすのでしょうか?
次の項では、冷房による肩こりの4つの要因を説明しますね!
肩こりがひどくなる原因とは?筋肉のストレスを引き起こす4つの要因
冷房によって起こる肩こりには、主に4つの要因があります。
①急激な温度変化による血行不良
屋外と屋内での気温差が5度以上になってしまうと自律神経への負担が大きくなります。
しかし、昨今の夏の暑さは40度近くになることが多く、このため室内との温度差が大きくなってしまうのです。
②冷風による直接的な筋肉の冷え
冷風が直接体に当たることで、筋肉が冷えてこわばってしまいます
特に首や肩は、エアコンから出てくる上からの風に当たりやすく、影響を受けやすくなるのです。

③室温設定と使用時間の問題
「家族が暑がり」「同僚にも気を遣ってしまう」
エアコンの設定温度は、家族内でもトラブルのもとになりますよね…^^;

低すぎる室温設定や長時間の冷房使用で血行が悪化し、肩こりが悪化しやすくなってしまいます。
④姿勢の悪化
寒い時って、体が丸くなりますよね。
これは、冷えた体からさらに体温が逃げないようにするための無意識の反応です。
冷房の風を直接浴びると、急激に体温が奪われてしまいます。
そうすると猫背など悪い姿勢になってしまい、肩こりの原因になってしまいます。
特に、8時間以上のデスクワークでは、言うまでもなく負担になってしまいますよね。

夏の冷房による肩こり解消するための体温調整がカギ
このような要因で夏の肩こりがひどくなってしまうのですが、実は適切な体温調整ができれば、自律神経の乱れを予防することができます。
自律神経というのは体をその環境に合わせて調整してくれる神経です。
しかし、夏の暑い季節では外は暑く、室内を冷房で涼しくしていることが、この自律神経のバランスを崩してしまう原因になってしまいます。
よって、冷房による肩こりを予防する方法は、体温を急激に変化させずに、徐々に調整していくことなのです。
今回のブログでは夏の冷房による肩こりの原因を中心にお話ししましたが、次回はその対策に関して詳しくお伝えします。
乞うご期待ください。

今回のまとめ:夏の冷房による肩こりの原因
最後までご覧いただきありがとうございました。
夏の肩こりは、単純に冷房によって「冷えるから」だけではなく、自律神経という体の調整システムが混乱することが大きな原因だったのです。
今回お伝えした重要なポイントを整理すると
- 冷房による急激な温度変化が自律神経を乱す
- 自律神経の乱れが血行不良を引き起こし、肩こりの原因となる
- 4つの要因が重なって肩こりが悪化
- 適切な体温調整で自律神経のバランスを整えることが予防のカギ
「対策したいけど、職場では温度調整が難しい…」
そのようにお悩みの方でも大丈夫です!
次回の記事では、具体的な対策法を詳しくお伝えします:
- 冷房設定や職場環境を整える方法
- デスクワーク中でもできる簡単な工夫
- 冷房に負けない体づくりの生活習慣
- 肩こりが起きてしまった時の解消法
一つでも「これだったらできそうだ」と思える対策を見つけて、この夏を快適に過ごしていただけたら嬉しいです。
ぜひ次回の対策編もご覧ください!
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ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。
このブログが皆様のお役に立てば幸いです。
- 夏の冷房で肩こりがひどくなるのはなぜですか?
-
冷房による冷えで筋肉が収縮し、肩まわりの血流が悪くなります。また、冷えによって自律神経が乱れ筋肉の緊張が高まることで、肩こりがひどくなりやすくなります。
- 冷房が肩こりを悪化させる4つの要因とは何ですか?
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①冷気による筋肉の収縮、②自律神経の乱れ、③長時間同じ姿勢でのデスクワーク、④冷房の風が直接当たることによる局所的な冷えが挙げられます。これらが重なることで肩こりが悪化します。
- 夏の冷房による肩こりを和らげる体温調整の方法はありますか?
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カーディガンやストールで肩・首まわりを冷えから守ること、温かい飲み物で体の内側から温めること、エアコンの設定温度を26〜28℃に保つことが効果的です。定期的に体を動かして血流を促すことも重要です。

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