肩こりや背中の重だるさは「同じ姿勢」のせい?デスクワークや出張で座り姿勢が多い方へ

この記事でわかること
  • 背中や肩が重だるくなる、本当の原因
  • 「同じ姿勢の継続」と「無意識の姿勢の癖」が体に与える影響
  • 姿勢の意識するだけで肩こり、背中の重だるさを軽減する方法

「一日中パソコンに向かっていると、背中の真ん中が重だるくなってくる」

「出張から戻ると、肩や背中がガチガチに固まっている」

「揉んでもらっても、しばらくするとまた元に戻ってしまう」

このようなお悩みをお持ちの方に、このブログがお役に立てれば幸いです。

こんにちは。

兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。

今日は、デスクワークや出張で座っている時間が長い方に多い、背中・肩の重だるさの「本当の原因」についてお話しします。

毎日お勤めの中で、背中や肩の重だるさを抱えたままがんばっておられるのは、本当につらいですよね。

そんななかでも、まずは「そもそもなぜ凝るのか」を知っていただくだけでも姿勢がよくなって対策につながりますので、ぜひ最後までご覧ください。

このブログが肩こりや背中のだるさにお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

目次

結論|背中・肩の重だるさは「同じ姿勢」と「無意識の姿勢の癖」から

結論からお伝えします。

デスクワークや出張が多い方の背中・肩の重だるさは、「同じ姿勢を長く続けること」と、その中で無意識に出てしまう「姿勢の癖」が大きく関わっています。

長時間ずっと同じ姿勢でいると、体の中では一部の筋肉だけが働き続け、別の筋肉はサボったまま、というアンバランスが生まれます。

そこに、足を組んだり、肘をついたり、猫背になったりといった「無意識の癖」が重なることで、重だるさが強くなっていきます。

ですので、まず大切なのは、頑張ってセルフケアをすることよりも、「自分がどんな座り方をしているか」を知ることなんです。

気づいたときに、両足を床につけて背骨をまっすぐ——それだけでも、体はずいぶん楽になっていきます。

「常にいい姿勢」でなくて大丈夫です。

まずは2週間、「気づいたら座り直す」を意識してみてくださいね。

なぜ同じ姿勢を続けると凝るの?

デスクワークで背中や肩が重だるく、辛そうにしている男性

「そもそも、じっと座っているだけなのに、なぜ凝るの?」と思われるかもしれませんね。

実は、じっとしていること自体が、筋肉にとってはなかなかの負担なんです。

同じ姿勢を長く続けると、体を支えるために一部の筋肉だけがずっと働き続けます。

まるで、何人かのチームで、いつも同じ人にだけ仕事が集中してしまうようなイメージです。

働きづめの筋肉はカチカチに硬くなり、逆に使われない筋肉はゆるんで引き伸ばされたまま。

この「アンバランスな状態」が、こりや重だるさのもとになります。

とくに猫背のように前かがみの姿勢が続くと、頭が前へ突き出た格好になります。

頭はだいたいボウリングの球くらいの重さがあると言われますが、それを首から背中の筋肉が支え続けることになります。

筋肉がずっと緊張していると血管が圧迫され、血の流れが悪くなります。

すると筋肉の中に老廃物がたまりやすくなり、あの重だるさが出てくるんです。

とくに肩甲骨まわりにある僧帽筋(そうぼうきん)という大きな筋肉が緊張すると、背中全体の重だるさにつながりやすいと言われています。

本当の原因は「無意識の姿勢の癖」にありました

悪い座り方(猫背・前かがみ)と良い座り方(背骨まっすぐ・両足を床)の比較イラスト

当院にも、出張の多い営業の方や会社を経営されている方が、背中の重だるさを訴えて来られます。

先日も、30代の男性がご来院されました。

日ごろからデスクワークが中心で、通勤にも長い時間がかかり、そのうえ出張もかなり多いとのことでした。

飛行機での移動中、ホテルの机でのパソコン作業、そして帰社後のオフィスでと、どうしても座っている時間が長く、同じ姿勢で固定されてしまうことが多い毎日です。

そこで、座っているときの様子をお聞きしていくと、体がだんだん傾いていったり、パソコン作業中に肘をついていたり、足を組んでいたり——ご本人にも思い当たることがいくつもあったんです。

こうした癖は、多くの方が思い返すとハッと気づくものです。

つまり、背中や肩の重だるさは無意識の姿勢の癖の積み重ねであることがとても多いんです。

足を組む

太ももの上に太ももを乗せて足を組んで座る男性

足を組むと、左右のお尻の骨(骨盤)の高さが変わり、体重のかかり方が偏ります。

土台である骨盤が傾くと、その上に積み木のように乗っている背骨全体もゆがみやすくなります。

「足を組むと腰に良くない」というのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、その影響は腰だけでなく、背中や肩の重だるさにまで及ぶことがあるんです。

肘をつく

デスクで頬杖をつき、机に肘をついて傾いて座る男性

パソコン作業中に、つい机に肘をついてしまうこともありますよね。

片方の肘に体重を預けると、上半身が左右どちらかに傾きます。

その傾きを支えようとして、背中や肩の片側だけに負担が集まってしまうんです。

猫背

猫背で長い時間過ごすと、先ほどお話ししたように頭が前に出て、首から背中の筋肉がずっと引っぱられ続けます。

その状態が続くほど血の流れが悪くなり、背中の重だるさが強くなっていきます。

背中・肩の重だるさによくある3つの誤解

「そうなんだ」と気づいた表情の男性

ここで、つい思い込みがちな「実は少し違うこと」を3つご紹介しますね。

誤解1|「運動不足や歳のせい」と思われがち

「運動不足だから」「もう歳だから」と感じておられる方は多いです。

もちろんそれもゼロではありませんが、それ以上に「同じ姿勢を続けること」と「その中での無意識の癖」の影響のほうが、はるかに大きいんです。

誤解2|「正しい姿勢をずっと保たなきゃ」と頑張ってしまう

まじめな方ほど、「正しい姿勢をずっとキープしなければ」と気を張って、かえって疲れてしまいます。

でも、ご安心ください。

大切なのは「時々、思い出して座り直すこと」なんです。

誤解3|「足を組むと腰だけ」と思われがち

足を組む影響は腰に出るもの、と思われがちです。

ですが先ほどお伝えしたように、土台の骨盤が傾けば背骨全体に伝わり、背中や肩の重だるさにまでつながっていきます。

肩こり・背中のだるさ対策に大切なのは「ずっといい姿勢」より「時々気づくこと」

ここまで読んで、「じゃあ、ちゃんとした姿勢を保たなきゃ」と気負わなくて大丈夫ですよ。

ずっといい姿勢でいることは、だれにとってもむずかしいものです。

それよりも、ふと気づいたときに「両足を床につけて、背骨をまっすぐ」と座り直す。

たったこれだけでも、同じ姿勢で固まる時間が減り、予防につながっていきます。

まずは今日、ご自分の座り方を少しだけ気にかけてみてください。

足を組んでいないか、肘をついていないか、背中が丸まっていないか——気づけたら、それだけで大きな一歩です。

なお、重だるさをやわらげる具体的なセルフケアの方法は、また別の記事でくわしくご紹介しますね。

おわりに|まずは自分の座り方を意識してみる

最後までお読みいただきありがとうございました。

デスクワークや出張で座り姿勢が多い方の背中・肩の重だるさは、「同じ姿勢の継続」と「無意識の姿勢の癖」が大きく関わっています。

まずは2週間、「気づいたら両足を床につけて、背骨をまっすぐ」を意識してみてくださいね。

毎日お仕事でお疲れのことと思います、どうかご無理はなさらないでくださいね。

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このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

デスク作業中、足を組む癖があります。これってそんなに悪いですか?

長い時間続くと、骨盤が傾いて背骨全体のゆがみにつながります。やめられなくても大丈夫です。時々気づいて「まっすぐ両足に体重をかける」だけでも違ってきますよ。

猫背って、本当にそんなに悪いのですか?

猫背で長い時間過ごすと、前かがみで背中の筋肉が引き伸ばされ、首や肩の筋肉が硬くなります。その結果、血の流れが悪くなって背中の重だるさが強くなりやすいんです。ずっと気をつけるのは大変なので、気づいたときに座り直す、で十分です。

参考文献

  • 「利き足および組み足が立位姿勢の骨盤前傾角に与える影響」理学療法科学 29巻1号(2014年)/J-STAGE ── 足を組むなどの習慣が、骨盤の傾きや背骨の並びに影響することを検証した研究です。

(理学療法士 廣畑 駿也 監修)

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この記事を書いた人

廣畑 駿也のアバター 廣畑 駿也 ひろはた整体ラボ

資格:理学療法士
臨床経験:病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

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