- なぜ片方の肩だけに肩こりが起こるのか
- 作業の量や仕事の内容による体の傾きが肩こりにつながる理由
- ご自分の傾きを知るための、座った状態と立った状態で行うセルフチェック
「肩こりは、いつも決まって右肩ばかり」
「家族に『右肩、下がってるよ』と言われた」
「揉んでもらっても、すぐに元へ戻ってしまう」
このようなお悩みを抱えている方に、このブログがお役に立てれば幸いです。
こんにちは。
兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。
当ラボにお越しになる方で、右肩のこりでお悩みの女性の方がいらっしゃいました。
また同じように、片側の肩こりでお悩みの方って本当に多いんです。
詳しくお話をうかがうと、ご家族やご友人から「右肩、下がってるよ」と言われた、とのことでした。
実は片側だけが、肩こりになっておられる方には特徴的な姿勢をとられていることが多いです。
この記事では、そのことについてを解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
結論|片側だけ肩こりが起こる場合、体の左右のバランスが崩れている可能性あり
体が右に傾くと、首は反対の左へ傾いて、頭をまっすぐに保とうとします。
このとき、片側の筋肉にばかり負担がかかってしまうことがあるんです。
右側に肩こりが多い方の傾向としては、やはり右手での作業が多いことにあります。
そしてこれは、体に備わっている姿勢反射(しせいはんしゃ)というはたらきによるものです。
目線や体がバランスを保つために、体が勝手にやってくれていることなんですね。
ですので、傾きを補おうとすること自体は、どなたにでも起こることです。
ただ、その原因には大きく分けて、上半身、下半身に分かれます。
この記事の後半で、座ったときと立ったときの後ろ姿を見ることでできるセルフチェックをご紹介しますね。
なぜ、いつも同じ片方の肩ばかりがこってしまうのか?

そもそも、なぜ片側ばかりが肩こりになってしまったのか
理由のひとつに、日頃使う手が片方に偏りやすいことが挙げられます。
多くの方が右利きですが、そうなると、字を書く、包丁を使う、マウスを動かすのも、右が多いかも知れませんね。
よく使う側の肩は、前に出て下がった位置になり、体が少し反対側に回った姿勢をとりやすくなります。
もちろん、左利きの方やお仕事の内容によっては姿勢はさまざまです。
体が傾くと、首は反対側へ
体を、傾いた地面に立てた柱だとイメージしてみてください。
地面が右に傾けば、柱もそのまま右へ傾いて倒れてしまうかも知れませんよね。
ですが、人間の体は、地面や体が傾いても転倒してしまわないように自動で修正してバランスを保ちます。
これを姿勢反射といいます。
その反応の一つとして体が右に傾いた時に、首は反対の左へ傾いてつじつまを合わせることがあります。
バランスを保つための正常な働きなんですね。
片方の筋肉にだけ、負担が集まります
ただ、このように姿勢を保つ働きによって、片方の筋肉や関節にだけ極端に負担がかかることがよく起こります。
右肩が下がった場合だと、首から肩にかけて張っている僧帽筋(そうぼうきん)や、肩甲骨を引き上げる肩甲挙筋(けんこうきょきん)に負担をかけやすくなります。

これらの筋肉は、引き伸ばされながら力を出し続けることになり、負担が大きくなります。
いつも片方の肩が重たいと感じるときには、こういうことが起きている可能性があります。
体の左右のアンバランスと、首や肩まわりの不調に関連があることは、研究でも報告されています(Lee ら, 2013)。
そうしたことからも私は、片側だけのこりを、肩だけの問題として見ないようにしています。
では、その傾きはどこからきているのでしょうか。
先ほどお伝えしたとおり、大きく分けると上半身(骨盤より上)と下半身(骨盤より下)です。
では、次の章でセルフチェックをご紹介します。
座った姿勢と立った姿勢で肩の高さを比べるセルフチェック
ポイントは、座ったときと立ったときの肩の高さを比べることです。
後ろ姿から確認していただくことで、肩甲骨・背骨から肩の高さを確認しやすいです。
できればご家族に見てもらったり、写真を撮るとすごくわかりやすいです。
難しい時は鏡で正面から確認してみてください。

比べてみて、どちらのほうが肩の下がりが強かったでしょうか。
立ったときのほうが強く下がるという方は、足や膝など、下半身(骨盤より下)からの影響が大きい可能性があります。
反対に、座ったときのほうが下がりが強く見えるという方は、上半身(骨盤より上)のはたらきが関係している可能性があります。
傾きが強く出るほうに差がある場合は、肩の下がりが強い方の姿勢で影響が出やすいかもしれません。
簡単にできる対策のひとつとして、両足やお尻に均等に体重をかける方法があります。

こちらは腰痛のブログでご紹介した内容になりますが、日頃気がついたときに体重をかける割合を意識することで姿勢をリセットできる方法です。
詳しい方法については、ぜひ参考にしてみてください。
おわりに|ご自分の後ろ姿は、いかがでしたか
最後までお読みいただきありがとうございました。
この度のブログでは、片方の肩ばかりがこってしまう理由と、後ろ姿のセルフチェックの方法をお伝えしました。
実際に、体が傾いてしまうことである筋肉や関節に負担をかけてしまうことはよくあるんです。
実際にセルフチェックをしてみて、何か気になる点や症状のお悩みがありましたら、LINEまたはお電話から気軽にご相談ください。
LINEからは24時間受け付けております。

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。
このブログが皆様のお役に立てば幸いです。
- マッサージに通っているのに、なぜすぐ戻るのですか
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揉んでほぐすことで、その場が軽くなるのはたしかな変化です。ただ、体の傾きそのものが残っていると、頭をまっすぐに保つためのつじつま合わせがまた始まり、同じ側の筋肉に負担が戻ってきます。傾いた地面に立てた柱を、柱だけさすっているような状態です。通うことと併せて、傾きにも目を向けると変わってくることがあります。
- 肩なのに、どうして姿勢の話になるのですか
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体には、傾いても頭だけはまっすぐに保とうとする姿勢反射というはたらきがあります。体が右に傾けば、首は反対の左へ傾いてつじつまを合わせます。そのため、傾きの大もとが肩から離れた場所にあっても、しわ寄せは首や肩に出てくるのです。肩だけを見るのではなく、後ろから見た体の傾きまで含めて確認していくのは、そのためなんですね。
- 座ったときと立ったときで、傾きが違うのはなぜですか
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関わっている場所が変わるためです。座っているときの傾きには体幹のはたらきが大きく関係し、立っているときにはそこへ足からの影響が加わります。ですので、立ったときのほうが傾きが強くなる方は、足や膝など下半身からの影響が大きいとも言えます。どちらが関係しているかで進める方向も変わりますので、気になるときはご相談ください。
- 自分でも傾いているって分かるものですか
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ご自身では気づきにくいことが多いです。長年その姿勢で過ごしていると、傾いている状態が「まっすぐ」に感じられるためです。ご家族やお友だちから「右肩、下がってるよ」と言われて初めて気づいた、という方はとても多くいらっしゃいます。鏡で後ろ姿を見てみる、周りの方に聞いてみる、といった外からの目が役に立ちますよ。
参考文献
- Lee HY, Wang JE, Chang HL, ほか.
The Association Between Asymmetric Hip Mobility and Neck Pain in Young Adults.
Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics. 2013;36(6):364-368.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23830708/


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