ふくらはぎの痛みが片側だけ出る原因とは?

「片方のふくらはぎだけ、疲れやすい」

「右と左で、ふくらはぎの太さが違う」

「片方だけ張っているのは、何かの病気ではないかと心配になる」

このようなお悩みをお持ちの方に、このブログがお役に立てれば幸いです。


こんにちは。

兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。

以前、当ラボにいらっしゃった方で「いつも右のふくらはぎばかりが疲れる」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

実際に触らせていただくと、たしかに片方のふくらはぎだけが、カチカチに張っていました。

お話をうかがうと、以前オーダースーツを作られたときにも「右と左で太さが違う」と言われたことがあったそうです。

それもあって、余計に気になっていたとのことでした。

この度のブログでは、ふくらはぎの疲れや張りが片方だけに出る理由と、太さに左右差が出る理由についてお話しします。

目次

結論|ふくらはぎの痛みが片側だけ出るときは、まず内科的な原因かどうかを見分けます

先に、結論からお伝えします。

片方のふくらはぎだけが疲れる・張るというときは、まず内科的な原因によるものかどうかを見分けることが大切です。

そこに当てはまらなければ、体の歪みによって、その側に体重が乗りやすくなっていることが関係している可能性があります。

見分けの手がかりになるのが、両足に出ているのか、片足だけなのかという点です。

心臓や腎臓、肝臓といった体の内側の原因でむくみが出るときは、基本的に両足にそろって出るとされています。

ですから「片方だけ」というときは、その足そのものに理由があるか、体の使い方が偏っているか、というお話になってきます。

ただし、急に片足だけが腫れたときは、早めの受診が必要な場合があります。

この度のブログでは、その見分け方を中心にお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

ふくらはぎのむくみ・張りは「両足か、片足か」で見分けます

足のむくみや張りを診るとき、医療機関でも最初に確かめる手がかりのひとつが、この「両足か、片足か」です。

両足にそろって出ているときは、心臓・腎臓・肝臓のはたらきや、お薬の影響など、全身の状態が背景にあることがあります。

血液や水分を全身にめぐらせるしくみが関わるため、影響は左右そろって出てくるんですね。

いっぽう片足だけに出ているときは、その足そのものに理由があることが多いとされています。

たとえば、静脈に血のかたまりができる深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)や、皮膚の感染、リンパの流れの滞りなどです。

そして、こうした原因が見当たらないときに残ってくるのが、体の使い方の偏りによる左右差です。

つまり「片方だけ」というときは、心臓の病気など、全身の原因は考えにくいと言えるんですね。

両足に出るむくみは全身の原因のことも、片足だけのむくみはその足に原因のこともあるという見分けの図

こんなときは、ふくらはぎの状態を医療機関へ

ただ、片足だけの腫れの中には、早めに確かめておきたいものもあります。

次のようなときは、整体よりも先に、医療機関にご相談ください。

  • 数日のうちに、片方のふくらはぎだけが急に太くなった・むくんだ
  • ふくらはぎの太さが、左右で3センチ以上違う
  • 指で押すとへこんだまま、しばらく戻らない
  • 赤みや熱っぽさ、押したときの強い痛みがある
  • 長時間の移動のあとや、手術・ギプスなどで動きにくい時期が続いたあとに出た
  • 息苦しさや胸の痛みをともなう(このときはすぐに受診してください)

とくに、急に片足だけが腫れて、痛みや熱っぽさをともなうときは、深部静脈血栓症の可能性を考える必要があります。

「エコノミークラス症候群」という呼び名で、耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。

血のかたまりが肺へ流れてしまう恐れがあるため、様子を見ずに、早めに受診してください。

「左右で3センチ」という数字は、医療機関でこの病気の可能性を見立てるときに使われている目安のひとつです。

測る位置は、ふくらはぎのいちばん太いところではなく、膝のお皿の下にある骨の出っ張りから、10センチほど下がったところです。

この位置で、左右のふくらはぎをぐるりと測って比べます。

逆に言えば、こうしたサインがなく、少しずつ差がついてきたものであれば、あわてなくて大丈夫です。

内科的な原因が見当たらないとき|片側のふくらはぎに体重が乗りやすくなっている

検査で内科的な原因が見つからなかったのに、片側の疲れや張りだけが残る。

そういうときに関わってくるのが、体の歪みと、体重の乗り方の偏りです。

私たちは、立つ・歩く・座るといった動作を、いつも同じようなクセで行っています。

たとえば、いつも同じ側に体重をかける、同じ脚を組む、といったことです。

すると、片側の脚ばかりが体を支えることになり、その側のふくらはぎがよく働くようになります。

よく働いている側の筋肉は、それだけ疲れやすく、張ったり、太く見えたりしてきます。

冒頭の方のように、オーダースーツなど採寸で初めて「左右差」に気づく、というのは珍しくありません。

つまり片側のふくらはぎの疲れや張りは、その側が体を支えようと、よく働いてくれているサインとも言えるんですね。

ちなみに、筋肉の張りによる左右差を見たいときは、ふくらはぎの一番太いところで測って比べます。

こちらはリハビリの現場でも使われる測り方で、決まった基準の数字はなく、時間をおいて変化を見ていくのに向いています。

冒頭の方が採寸で言われた「太さの違い」は、こちらの話ですね。

ふくらはぎの左右差に、整体で期待できること

整体でできるのは、働きすぎて硬くなった部分をゆるめ、体重の乗り方の偏りを整えることです。

体は、一つ一つの部分がバラバラに動いているのではなく、歯車のようにつながって働いています。

ですから、ふくらはぎだけを見るのではなく、その負担がどこから来ているか、姿勢まで含めて確かめていきます。

偏りが整ってくると、片側だけで踏ん張る必要が減り、負担が左右に分散されていきます。

その結果として、ふくらはぎの張りや疲れ、左右差が和らいでいくことが期待できます。

そのうえで、ご自身でも続けられるセルフケアをあわせてお伝えしています。

体のクセは、毎日の中で少しずつついてきたものですので、整えるのにも少し時間がかかります。

焦らず、できる範囲で続けていくことが、遠回りのようで近道になるんですね。

ひろはた整体ラボでふくらはぎの状態を確かめている施術の様子

おわりに|ふくらはぎの痛みが片側だけ出るときは、まず見分けから

最後までお読みいただきありがとうございました。

この度のブログでは、ふくらはぎの疲れや張りが片方だけに出るときの見分け方と、その背景にある体の歪みについてお話ししました。

むくみが両足にそろって出るときと、片足だけのときとでは、考えられる原因が変わってきます。

急に片方だけ腫れた、赤みや熱っぽさがある、というときは、まず医療機関にご相談ください。

そうした心配がないときは、体重の乗り方の偏りを整えていくことで、ふくらはぎの負担も和らいでいきます。

毎日、体を支えてくれているふくらはぎは、常に働いてくれています。

体のくせや生活習慣がわかれば、今のお悩みも解消するヒントになります。

当ラボでは、症状と生活習慣を踏まえ、姿勢の歪みを評価、改善することで不調を和らげる施術を行なっています。

もし「片側のふくらはぎばかり疲れる」「足の左右差が気になる」というお悩みがありましたら、もしかすると当ラボの施術がお役に立てるかもしれません。

気になることがあれば、LINEまたはお電話から気軽にご相談ください。

LINEからは24時間受け付けております。

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ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。

このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

片方のふくらはぎだけが太いのは、病気でしょうか?

片方だけというときは、心臓や腎臓など全身の原因は考えにくく、その足そのものの原因か、体の使い方の偏りであることが多いとされています。ただ、数日のうちに急に太くなった、赤みや熱っぽさがある、指で押すとへこんだまま戻らない、といったときは、静脈に血のかたまりができていることもありますので、まず医療機関にご相談ください。長い時間をかけて少しずつ差がついてきたもので、こうしたサインがない場合は、体の使い方の偏りを整えていくことができます。

病院で検査をして、何も言われませんでした。それでも左右差は気になります。

検査で内科的な原因が見つからなかったのであれば、まずはご安心ください。その上で残る左右差は、日頃の立ち方や座り方で、片側に体重が乗りやすくなっていることが背景にあることがあります。姿勢を確かめていくと、どちら側に負担が偏っているかが見えてきます。当ラボでは、その方の体に合わせて、整え方をお伝えしています。

ふくらはぎの左右差は、自分でも整えられますか?

日常のクセを見直すことは、ご自身でできる大切な一歩です。いつも同じ側に体重をかけない、同じ脚ばかり組まない、といった意識だけでも、偏りの積み重なりを減らせます。ただ、どこがどう偏っているかは人によって違いますので、ご自身に合ったセルフケアを知っておくと続けやすくなります。当ラボでは、その方に合った方法をお伝えしています。

参考文献

  • MSDマニュアル プロフェッショナル版「浮腫」
  • MSDマニュアル プロフェッショナル版「深部静脈血栓症(DVT)」
  • 日本血管外科学会「深部静脈血栓症って?」(血管の病気を知ろう!予防にいかそう!)
  • 済生会「深部静脈血栓症(DVT)とは」
  • 日本循環器学会ほか. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版).

(理学療法士 廣畑 駿也 監修)

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この記事を書いた人

廣畑 駿也のアバター 廣畑 駿也 ひろはた整体ラボ

資格:理学療法士
臨床経験:病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

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