肩が上がらないのは五十肩だけじゃない?|姿勢を整えたら肩が動いた話

この記事でわかること
  • 重い物を持っていなくても、姿勢の崩れで肩が上がりにくくなることがある
  • 「左肩が下がる姿勢」と、肩に力が入りにくいことの関係
  • 今日からできるセルフケア(胸張り/指を組んでバンザイ)

【この記事を書いた人】

氏名:廣畑 駿也(ひろはた しゅんや)

廣畑 駿也

資格:理学療法士
臨床経験:
病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:
・長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調
・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

「朝起きたら、急に肩が上がらなくなった」

「重い物を持ったわけでもないのに、腕が重くて上がりにくい」

こんな風に、心当たりがないのに肩が動きにくくなると、不安になりますよね。

もし今そんな状態でお悩みなら、この記事がお役に立てるかもしれません。

こんにちは。

兵庫県三田市で開業しています、ひろはた整体ラボの廣畑です。

今回は「重い物を持っていないのに肩が上がりにくい」という方に向けて、姿勢と肩の意外な関係についてお話しします。

目次

結論|姿勢を整えると、肩に力が入りやすくなることがある

先にお伝えすると、はっきりした原因がないのに肩が上がりにくいとき、姿勢の崩れが関係していることがあります。

姿勢を整えて体がまっすぐになると、肩に力が入りやすくなり、動かしやすくなるケースがあるのです。

「肩が上がらない=すぐ五十肩」ではない?

腕を上げようとしても途中で止まる女性

肩が上がらないと、多くの方が「五十肩かな?」と思われます。

もちろん、五十肩や腱板損傷など、専門的な治療が必要な原因のこともあります(見分け方は後半でお伝えします)。

ただ、そうした原因を除いても、姿勢が崩れることで肩にうまく力が伝わらず、上がりにくくなることがあります。

「重い物を持ったわけでもないのに…」という方は、こちらが関係していることがあるのです。

なぜ姿勢が崩れると肩が上がりにくいの?

ポイントは、左右の肩の高さ(姿勢)です。

たとえば左肩が下がった状態が続くと、肩にうまく力が伝わらず、「上げたいのに上がらない」という状態が起こることがあります。

では、なぜ姿勢が崩れると、肩に力が伝わりにくくなるのでしょうか。

腕を上げるとき、実は腕だけでなく、背中にある肩甲骨(けんこうこつ)も一緒に動いて、腕を上へと導いています。

この肩甲骨は、いわば腕を持ち上げるための「土台」です。

肩関節複合体の骨格図。背骨と肋骨の上に肩甲骨がのり、腕を支える土台になっている様子

左肩が下がって姿勢が崩れると、その土台が傾いてしまい、上に乗っている腕にうまく力が伝わりにくくなるんです。

さらに、筋肉には力を出しやすいちょうどよい状態(筋肉の長さ)があります。

姿勢がゆがんで肩まわりの筋肉が引き伸ばされたりゆるんだりすると、本来の力が発揮しにくくなり、「上げようとしても上がらない」という感覚につながることがあります。

以前、こんな方がいらっしゃいました。

ある女性の方で、朝起きたら左肩が上がりにくくなっていたとのことでした。

よく見てみると――

  • あお向けで寝て、腕の重みを取り除いた状態だと力は入る
  • 座った状態だと肩が上がらない
  • 後ろから姿勢を見ると、左肩が下がっていた
あお向けなら腕は上がるが、座位では上がらず、後ろ姿では左肩が下がっている様子の図

そこで姿勢を整えて体がまっすぐになると、左肩に力が入りやすくなり、肩が上がるようになっていきました。

姿勢が変わっただけで、肩の動きが変わったのです。

肩が上がりにくい時にできる、今日からできるセルフケアとは

① 胸張り

  1. 立っても座ってもOK。肩の力を抜きます
  2. 軽く背筋を伸ばし、肩甲骨を背骨に近づけるように胸を開きます
  3. その姿勢で5秒キープ → ゆっくり戻す。これを3回ほど

ポイント:反り腰にならないよう、力み過ぎずに行いましょう。

② あお向けで指を組んで、ゆっくり万歳

  1. あお向けに寝て、両手の指を組みます
  2. 肘を軽く曲げ、腕で「丸」を作るイメージで、頭の方へゆっくり上げます(万歳)
  3. 上がりにくい側は、組んだ反対の手で支えながら一緒に上げます

ポイント:肘を伸ばしきらないのがコツです。

伸ばしきると腰が反りやすくなります。

軽く曲げて腕で丸を作ると、胸が自然に開き、肩甲骨も動きやすくなります。

病院にいって詳しい検査が必要な場合とは

病院の建物

次のような場合は、姿勢のケアよりも先に、整形外科などの受診をおすすめします。

  • 強い痛みが続く/夜も痛くて眠れない
  • 腕や手のしびれ、力が入りにくい
  • 手の感覚が鈍い、感じない
  • ぶつけた・転んだあとから急に上がらなくなった

こうした場合は、五十肩や腱板損傷など、専門的な確認が必要なことがあります。


おわりに|肩が上がらずお悩みの方へ

最後までご覧いただきありがとうございました。

心当たりがないのに肩が上がりにくいと、「このまま動かなくなったら…」と不安になりますよね。

ですが、原因が姿勢にある場合は、整えていくことで変わっていくことが期待できます。

今日ご紹介したセルフケアを、まずは気軽に試してみてください。

もし試しても変化がない・やり方がわからないという方は、お気軽にLINEかお電話でご相談ください。

ひろはた整体ラボでは、理学療法士として16年間培った経験を活かし、あなたの体に合わせた施術をご提供しています。

このブログが皆様のお役に立てば幸いです。

肩が上がらないのは五十肩ですか?

五十肩や腱板損傷のこともありますが、姿勢の崩れが関係していることもあります。強い痛みやしびれ、夜間痛がある場合は整形外科で確認しましょう。

姿勢を整えれば必ず肩は上がりますか?

原因や状態によって異なり、必ずとは言えません。ただ、姿勢が関係している場合は、整えることで動かしやすくなることが期待できます。

病院に行く目安は?

強い痛みが続く、しびれや力が入りにくい、発熱、ケガのあとの症状などがあれば、早めに受診してください。

参考文献

(理学療法士 廣畑 駿也 監修)

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この記事を書いた人

廣畑 駿也のアバター 廣畑 駿也 ひろはた整体ラボ

資格:理学療法士
臨床経験:病院・クリニック勤務にて、整形外科を中心に脳神経・呼吸器など幅広い分野の治療に16年間携わる。
得意分野:長年の肩こり・腰痛・膝の痛みといった慢性的な不調・怪我・病気・手術後の不調
所属院:ひろはた整体ラボ(JR三田駅徒歩3分)

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